Te ni wa Hanabi, Tooki Matsuri no Shirabe / 手には花火、遠き祭りの調べ / Te ni wa Hanabi, Tooki Matsuri no Shirabe

Sound Postcard Series (tentative), August 2018.

Download available to Pony Canyon online shop members. Available for 100 points (MP3) or 150 points (FLAC).
The catalog number on this album is for the MP3 version. The FLAC version has catalog number QPCPNT-000021.


[Credits]
Recording & Mixing Engineer: Yoshiyuki Watanabe

1st Violin: Yu Manabe
2nd Violin: Takayuki Oshikane
Viola: Misato Futaki
V.Cello: Takayoshi Okuizumi

Image Concept: Takuya Sato
Illustration: Shoko Dobashi (Chiptune)


[Composer Comment]
8月担当伊藤翼です。僕は8月生まれでもありまして、縁のある月のお題をいただきました。
いつもお題を頂いてから書くことが多いので、自分でシチュエーションを設定するのは本当に久しぶりでとても楽しかったです。

8月という月はとてもいろんなイメージを含んだ月だと思います。
夏休み、海、暑さ、蝉の鳴き声、お盆、はては終戦なんてものも日本人にとっては馴染みが深いですね。
自分が思い浮かべた夏のイメージはどれも過去に向けてのものが多く、
何かを振り返り、懐かしむというイメージを楽曲で表現できればという思いもありました。
その中で自分がいつもお盆の頃に楽しみにしていた、祭りが頭に浮かびました。

その帰り、川に立ち寄って花火をしたのを覚えています。
まだ祭りの囃子が聞こえてくる中での、手持ち花火。
水辺に揺れる祭りの光と、花火の光の幻想的なシチュエーションを見事に描いていただけました。
ぜひ眺めながら楽曲に浸ってみてほしいです。

楽曲はクリック（メトロノーム）を一切使わないでのレコーディング、漢の弦楽四重奏一発撮りです！笑
弦楽四重奏は弦楽器の木の質感をより感じられる編成でそのサウンドが今回のテーマにピッタリだと思っています。
真部裕さんのチームとスタジオに入り色々とディスカッションしながら作り上げていきました。

タイトルの「手には花火、遠き祭りの調べ」…絵そのままのイメージになりますが、「遠き」という言葉は、距離的にも時間的にもという意味になっています。
絵に写っている遠くに見える祭りの光は、現実の光か、
もしくは、記憶が呼び覚ます幻影なのか、みなさまのイメージに委ねたいと思います。